製品情報

鏡面インキ

鏡面インキは、透明素材の裏面に印刷し、素材表面から見ると鏡面仕上がりとなるメタリックインキです。

●仕様
スクリーンメッシュ:テトロン270~300メッシュをお勧めします。
スキージ:硬度80-85度をお勧めします。
希釈:インキに応じ、T-1000、T-477、T-980をご使用ください。
洗浄:版洗いにはT-31をご使用ください。

●インキの種類、用途と特長
各シリーズの代表インキは下記のとおりです。
硬化剤必須のインキに関しては配合比を記載。
インキ名 タイプ 用途・特長
鏡面インキシルバー 1液蒸発乾燥型※1 -
鏡面インキシルバーNO.2 アクリル、ポリカ、易接着PET用
鏡面インキZNO.3 シルバー アクリル、ポリカ、易接着PET用、各色カラーメタリック、調色も可能
鏡面インキ300MR シルバー 2液反応硬化型 ハロゲンフリー、ガラス用、N硬化剤×5%、高輝度
鏡面インキ500VS-P シルバー (Y0526) 1液蒸発乾燥型※1 易接着PET用、高輝度
鏡面インキ600MR シルバー 2液反応硬化型 ハロゲンフリー、ハードコートアクリル用、T硬化剤×3%、超高輝度
鏡面インキ600TR Y1039 シルバー2 ハロゲンフリー、ハードコートアクリル用、T硬化剤×3%、印刷作業性
鏡面インキ700CX シルバー 1液蒸発乾燥型※1 ハロゲンフリー、ポリカ用、高輝度、専用カラーベースを使用した調色も可能(ただし色によりハロゲン物質含む)
鏡面インキN700EX シルバー ハロゲンフリー、アクリル、ポリカ、易接着PET用、高輝度、印刷作業性、専用カラーベースを使用した調色も可能(ただし色によりハロゲン物質含む)
鏡面インキZ 800MXシルバー PC・PMMA・PVC・処理PET用、高輝度
ハーフミラーZ シルバーR1 アクリル、ポリカ、易接着PET用、透過(ハーフ)鏡面
ハーフミラーZ シルバーR3遅乾 易接着PET用、透過(ハーフ)鏡面、遅乾
MIC RX01 鏡面シルバー 1液蒸発乾燥 処理PET、ポリカ、アクリル用、高輝度、二層鏡面、MICNシリーズを併用し色再現が可能
MICN 処理PET、ポリカ、アクリル用、MIC RX01 鏡面シルバー 用の透明色インキ


●印刷材料別における推奨使用例
印刷材料 鏡面インキ タイプ 希釈 鏡面乾燥条件 使用可能押さえインキ
ポリカーボネート NO.2Z NO.3
700CXN700EX800MXハーフミラーZ R1
1液蒸発乾燥型
※1
T-1000
または
T-477
表面乾燥後※2
60~80℃
×
30分間
OSP RX25OSH RX01OSR RX01SG429B500N他(ハーフミラーのみOP22)
アクリル NO.2Z NO.3
N700EXハーフミラーZ R1
易接着PET 500VS-PN700EX800MXハーフミラーZ R3 T-980 VIC(Z)
ハードコートアクリル 600MR600TR 2液反応硬化型 HACBMRGAP新
ガラス 300MR 120~150℃
×30分間
HF GV2HF GV3SG460超遅乾

※1
1液インキにおいても硬化剤を使用することが可能。
その場合D硬化剤を3~5%程度(重量比)。硬化剤を添加することにより、鏡面性が幾分低下する可能性があります。その他、用途(インサート成型など)に応じて各種硬化剤の使用が可能。
※2
溶剤の影響を受けやすい材料については、低温で表面を乾燥させた後に強制熱乾燥をおこなうことで、高い鏡面性を発揮します。
上記は代表例です。各材料共に、メーカー・品番が異なる場合、結果も同様に異なることがあります。
詳しい使用方法につきましては、個別の資料をご確認下さい。

●その他
表面の平滑性が乏しい素材や、溶剤に弱い素材(特に成型品に多く見られます)は鏡面仕上がりにならない場合があります。
接着性や後加工(切削・抜き)含め、必ず事前にテストをおこないご確認下さい。
鏡面インキによっては、気温が低い(20℃以下)環境下で固まる可能性があります。
羽根つき攪拌機やヘラによる手撹拌をおこなうことで印刷ができる流動性に戻すことが可能です。

お問い合せ

管理本部・埼玉工場 営業部までお問い合わせください。
screenink@seikoadvance.co.jp
TEL 048-766-4511